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更新日:2022.07.19 / 掲載日:2022.07.19
フォード 新型F-150ラプターR 北米発表 700馬力V8搭載
フォードは現地時間の7月18日、ピックアップトラック「F-150」にハイパフォーマンスモデルの「F-150 ラプターR」を設定し、同日より北米での受注を開始したと発表した。
F-150 ラプター史上最もパワフル! 過酷な走行環境に堪えるオフローダー
F-150は1948年に誕生し、今なお北米市場で不動の人気を誇るフルサイズピックアップトラック。現行型は14代目で、2020年に登場した。また、「ラプター」はフォードが展開するハイパフォーマンスモデルシリーズで、現行型ではSUVの「ブロンコ」などに設定されている。
新型F-150 ラプターRはこれまで3世代にわたって登場してきたF-150 ラプターの中でも最もパワフルなモデルで、その心臓部にはマスタング シェルビーGT500にも搭載されているスーパーチャージャー付5.2リッターV8エンジンを採用。最高出力は700馬力、最大トルクは640lb.ftを発揮する。また、エンジンはオフロード用に再調整が施されており、ローエンドとミッドレンジでのトルク伝達を向上。エキゾーストマニフォールドをステンレススチール製にアップグレード、専用のオイルパンやオイルクーラー、フィルターなどを採用し、高温環境や高負荷下での耐久性も高められた。
また、10速ATはキャリブレーションを改善。強度を高めたフロントアクスルや専用の大径アルミニウム製ドライブシャフトの採用に加え、トルクコンバーターも専用のチューニングが施されている。このほか、地上高はクラストップレベルの約33.2cmに設定、さらに専用の37インチタイヤを装着している。
アグレッシブなスタイリングがさらに進化
デザイン面では、スーパーチャージャーの性能をさらに際立たせるユニークなスタイリングが特徴。ボンネットには、ベースモデルのラプターよりも約1インチ高くデザインされたパワードームがアグレッシブなスタイルを主張。FORDグリルやバンパー、フェンダーフレアはブラック塗装が施された。また、グリルやパワードーム、テールゲートにオレンジカラーのRバッジを装着。リアフェンダーには砂漠の大地をイメージしたユニークなグラフィックも描かれている。
インテリアはブラックを基調としたカラーリングで、標準装備のレカロシートはブラックレザーとアルカンタラスエードを組み合わせた。ドアやインストルメントパネル上部には純正カーボンファイバーを採用している。
このほか、オフロード走行をサポートするトレイル・ターン・アシストや、オフロードにおけるクルーズコントロールの役割を果たすというフォードトレイルコントロールなどといった、スマートテクノロジーを標準装備。AppleCarPlayおよびAndroidAuto対応の12インチタッチスクリーンも標準装備となっている。